気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

大学ミスマッチ対策〜入学後〜

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もう大学に耐えられなくなってしまったのですか?アクセス解析で、このブログに来られた方の中に「ICU 合わない」とか「大学 馴染めない」というキーワードで検索をかけた方がいることがわかっています。普通はあまり大声で言うべきでないのですが、あえて公表させていただきました。入学から1週間経たないうちから「合わない」「馴染めない」というのはとても悲しいことです。せっかく頑張ったのに、せっかくお家の方がお金を出してくれたのに、あなたが求めていた大学ではなかったのですから。でも、あなたが入学後に見ている世界は大学の一部に過ぎません。大きい大学であれば、本当にほんの一部です。前回の記事で、大学は家と同じで買い換えるのが難しいという話をしました。でも、家と違ってリフォームも難しい。なら、別の方法で住み心地をよくするしかありません。だけれども、もしかしたらあなたが気づいていない屋根裏部屋や驚きの収納スペースがあるかもしれません。まだ授業も始まっていないのですから、大学を諦めてはいけません。大学に馴染めるようになる方法はあります。

 

OFFの時間を作る

他の記事でも触れましたが、私が大学に入学したての頃、大学で遊ぶのは馬鹿なことだと思っていて、ずっと真面目なONの自分を演じていました。でも、たまたま授業中に*1、グループのメンバーに自己紹介やアイスブレイク*2トークをする時間があり、運命のサークルに巡り会うことができました。学内でずっとONになっているのは精神的に辛いですから、たまには気を抜いてください。大学構内は、高校までと違って音楽を聴いても*3、ゲームをしていても、ノートパソコンで変なことを調べていても*4怒られません*5。自分を偽って殻に閉じこもるよりも、自然体でいた方が大学生活はずっと楽しいです。

 

社会に馴染めないなら、居場所を見つける(2016/4/8 update)

あなたのいる大学は同じ型番のロボットが集結しているわけではありません。あなたと同じ趣味や考えの人もたくさんいます。 たとえどんなに「リア充」がたくさんいる大学でも、サブカル系のサークルぐらいあると思います*6。普通の大学には高校までのようなクラスはありません。ですから、自分で見つけていかないと所属するコミュニティはないのです。でも、きっとあなたを受け入れてくれる場所はありますから、最初から諦めてはいけません。

それから、自分が入り浸る場所を見つけるのも大切です。ポイントは、誰かと一緒にいることではなく、授業の間にあなたが入り浸ることです。もちろん、他人がコミュニケーションをしているのを見るのが辛いという人もいると思います。でも、きっとどこかにあなたが静かに休める場所があると思います。さて、キャンパスの中にも色々な場所があると思います。大学によっては大学食堂が複数あるというところもあるのではないでしょうか?学生会館などのラウンジや図書館も利用できると思います。あとは、ちょっとしたベンチも立派な場所です。自分の雰囲気にあった場所を見つければ、大学にいる時間に居心地が悪いということはないはずだと思います。もちろん、大学の外に居場所を作る人もいますよ。例えば、他大学や学外の食堂に昼食をとりにいくという学生もいるようです。それでも居場所があるのであれば構いません。

 

勉強を楽しいと思う(2016/4/8 update)

大学の役割のひとつは、学問をするための場所です。大学にはサークルに入る人がいる一方で、学問一直線という人もいないわけではありません。大学の勉強の高校までの大きな違いは、自由であることです。これはリベラルアーツ大学に限ったことではありません。大学入学前までは、学校や予備校の先生に、ノートはこうとりなさいとか、この文章はこういう意味であってこういう解釈しかできないとかいうことを教えられていたと思います。でも、大学ではそういうことはありません。どういう風に学んでもよいのです。研究をするためのサークルだってありますから。勉強は自由で楽しいのです。

 

さて、あなたがその大学のその学部のその学科に入ったのは、何かその学問をやりたい理由があるからだと思います。その学問が好きなら、学問は楽しいと思います。資格を取るためや就職のために入学したのであれば、目指している資格や就職が楽しくなるような本や漫画やアニメやドラマは探せばあると思います。別にその学問に興味もないし、資格も目指していないという人は、今度はその学問自体を漫画やアニメで学べばよいのではないでしょうか?別にきっかけは不適切でも別にいいんです。あとで正していけばいいのですから。最終的に学問をすること自体が楽しくなるのが目標です。

 

リベラルアーツ大学の皆さん、お待たせしました。やりたいことが見つからないし、面白いこともないし……という感じでしょうか?そうであれば、多彩な授業の中から、とりあえず面白そうなものを取ってみましょう。ICUの場合は一般教育科目(General Education/ジェネード)というのがあって、一般人向けで学問分野や理論をあまり意識せずに楽しめる授業が多いです。似たような括りがある場合は、その中から好きなものを選んでみましょう。学問が楽しくなりますよ。

 

別のコミュニティに救いを求める

根本的な解決にはなっていませんが、いっそのこと、Twitterやそれに関連するオフ会、バイト先などを居場所にするのもアリだと思います。居場所がなくなって人生を辞めてしまうよりはマシですから。インカレという制度もありますし、もしかしたら他大学のサークルに入り浸ることもできるかもしれませんよ。

*1:リベラルアーツ英語プログラム(ELA)と言って、1年間同じクラスで大学の学習スタイルの基礎を学ぶ少人数授業です。

*2:意識の高いセッションでよく聞く言葉で、緊張をほぐして率直な意見を述べられる雰囲気を作ることです。

*3:イヤホン・ヘッドホンはしてくださいね

*4:大学の回線ではなく、モバイルルータなどを使ってください

*5:授業中は怒られます。

*6:もちろんサブカル系統のサークルにもリア充サークルはあります。