気持ちのサンドバッグ

気になったことを調べて、まとめたり意見を書いたりします。あくまで個人によるエッセイなので、事実関係の確認はご自身でお願いします。

KING OF PRISM by PrettyRhythmでダメなヤジをまとめてみた

個人的な偏見になってしまうが、『KING OF PRISM by PrettyRhythm「愛をいっぱい届けよう!プリズムスタ応援上映」』(以下、キンプリ応援上映、もしくは単純に、応援上映)でダメだと思うヤジをまとめてみた。アニメ記事ではあるが、例のごとくアニメの内容というよりも鑑賞マナーの話なので、こちらに書く。

 

悪意はないが、気の利いていない言葉

言いたい言葉をただ言っただけのものは不快な言葉として受け取られる可能性が高い。それは他の人を考慮していない私利私欲にまみれた言葉だからだ。「私もS4になりたーい!」のように、明らかに言いたいだけで、文脈に沿っていない言葉はやめよう。あるいは、良かれと思って言っていることが不快に感じる場面もある。例えば、「ここから回想だよ」という発言は、本編を一度見た上で参加している人にとってはコンセンサスであり、ペンライトを準備する上で役に立つ発言だ。しかし、初めて本編を観た際には、後から今は回想なんだとわかるシーンもある。ネタバレを含む発言は公式サイトにて禁止事項として扱われている。なので、回想シーンのお知らせは控えてほしい。

 

鑑賞を妨害するコール

鑑賞の邪魔になるコールがあるのもたしかだ。叫ぼうとしている内容が長かったり、セリフに被せてそのセリフを叫んだりするパターンだ。「グロリアス・シュワルツ」のように、みんなで叫ぶことが前提のものなら問題はないだろう。キャラクターへのコールが多すぎる、大きすぎるのも問題だ。キャラクターへの愛はわかるが、音声を遮断する勢いで叫べば、迷惑行為になる。涼野ユウや十王院カケルは本名とは別の名前を名乗っているということもあり、わざと本名や通名を叫ぶコールがある。叫ぶと楽しいことは認めるが、そのキャラクターの台詞が聞こえなければ、本末転倒ではないだろうか?もちろん、前述の通り、ネタバレを含むコールも禁止だ。こうした鑑賞に悪影響を与えるコールは控えた方がいいだろう。

 

悪意のある言葉

悪意のある暴言は褒められたものではないだろう。決算が大赤字になっていることに関連して、氷室聖に「ちゃんと仕事しろ!」と叫んだり、一般人と揶揄したりする人が多いようだ。本来は、聖がスキャンダルの責任をとってプリズムショー協会の会長を辞任した後、「口を慎め!この一般人が!」と叫んだ仁がエーデルローズの指揮権を失って文字通り一般人となったために、視聴者から「一般仁」と揶揄されたものだ。ただし、「あー氷室だー」は本編準拠らしい。また、内容は不明だが、上映中、終始暴言を吐いていたという人もいるようだ。暴言は他の鑑賞者に不快感を与えるものである。特に、首都圏の上映館では、どこにキャストやスタッフがいるかもわからない。関係者に直に暴言が伝わる可能性もあるので、注意願いたい。

 

劇場マナーの基本中の基本:喋らない

公式に認められた発言は「応援」だけなのに、喋っている。同伴者が初めての人なのだろうが、話す目的が何であろうと、応援上映に関わらずマナー違反である。度が過ぎれば退場させられる。「ライブは一体感」というアイカツ格言があるが、みんなで楽しんで、みんなが楽しめて、初めて一体感が生まれるのである。一部の人だけ、自分たちだけおしゃべりするのはよくない。

 

本編にないヤジ

例外として、テレビシリーズ本編やキンプリに存在するヤジは任意のタイミングで発言してもよい*1。ただし、気の利いていないタイミングで言ってしまうと、迷惑になる。例えば、映画のクライマックス、一条シンのプリズムショーの真っ最中に「エーデルローズは帰れ!」と発言するのは、常識的にタイミングを逸している。もちろん、セリフを一字一句違えず言う必要はないが、そもそも存在しないヤジを発散目的で言ってしまうのもよくない。ちなみに、本編に存在するヤジを、そうとは知らずにマナーの悪いファンとしてSNSで報告すると、既存のファンによって炎上する可能性がある。しっかり本編を見た上で報告した方がいい。いずれにしても、最も安全なヤジは本編準拠のヤジだと言って問題ないだろう。

 

いいヤジ:気の利いた言葉を気の利いたタイミングで

応援上映のポイントは以下の通りである。

  • タイミングを逸していたり、ネタバレになっていたりする気の利いていない発言はダメ。
  • セリフに被せて他の人の鑑賞を妨害する発言はダメ。
  • 悪意のある発言はダメ。上映館にスタッフやキャストがいるかもしれない。
  • 応援上映であっても、おしゃべりはマナー違反。会場と一体になって応援をしよう。
  • 本編をリスペクトしたヤジは歓迎。ただし、タイミングを考えよう。


応援上映は新入社員の罰ゲームではない。別に面白いことを言うことを強制されているわけではない。楽しみ方のひとつとして、応援「してもよい」上映である。自由に応援「してもよい」のであって、観ているだけでも構わない。ライブは一体感。プリズムの煌めきを忘れないで楽しんでもらいたい。それではバイリル〜

 

 

参考:

NEWS | 「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」公式サイト

*1:本編準拠であっても認めないという人はいる。