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divergent's blog

ブログは報道機関ではなく、一般人の意見です。鵜呑みにはしないでください。Twitter→@convi193

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子どもがGoogleに広告を載せたら1100万円を請求されたスペインの事件について

間違えたら大変! もらえるお金と払うお金

海を越えて日本の遥か西にあるスペインという国で、子どもがGoogle(グーグル)社におよそ1100万円を払ってくださいと言われました。その子はブラスバンド(吹奏楽)をやっていて、新しい楽器を買うためにお金が欲しかったそうです。でも、なぜ逆にお金を払ってくださいと言われたのでしょうか?

 

※この記事は不正に広告のクリックを促すためのものではありません。

CAUTION: THIS ARTICLE IS NOT INTENDED TO URGE USERS TO CLICK ADS ILLEGALLY.

 

 

www.afpbb.com

 

Googleの広告サービスは2つある

男の子は、自分のウェブサイトに広告を載せて、お金をもらえると思い込んでいました。今回、お金を払ってくださいと言ってきたGoogle社は、広告に関するサービスをしています。その広告サービスには主に2つあります。

 

お金を払うことで、お店などの広告を出してくれるサービス(Google Adwords:グーグル・アドワーズ)と、ウェブサイトに広告を設置してもらう代わりに、宣伝の成果にしたがってお礼のお金をくれるサービス(Google Adsense:グーグル・アドセンス)です。今回、スペインの男の子はこの2つを混ぜこぜにして、お金を払うサービスに申し込んでしまったのです。

 

お金を払って広告を載せてもらう

まず、お金を払って広告を載せてもらうサービスについて説明します。このサービスは、お店や品物・サービスを宣伝するためのサービスです。


例えば、あなたが新しくお店を作ったとしましょう。でも、人が来ません。それは、お店のことがまだ知られていないからです。そこで考えられるのは、ウェブサイトを作ったり、新聞などにお店の広告を出したりすることです。検索サイトのGoogleも、お店の広告を出してくれます。このようにお店や品物の広告を出す人のことをスポンサーといいます。Googleはスポンサーからお金をもらう代わりに、広告を載せているのです。

 

広告を設置してお礼をもらう

次に、広告を設置してお金をもらうサービスについて説明します。このサービスは、いいウェブサイトを作るとお金をもらえるようになるというサービスです。


例えば、あなたがウェブサイトを作るとしましょう。役に立つウェブサイトを作りたいけれど、書き続けるためには暮らしていけるだけのお金が必要です。あるいは、すでにウェブサイトを持っているとしましょう。あなたは、「このウェブサイトの情報はとても役に立つので、お金をもらってもいいだろう」と思っています。でも、有料にすると、「え〜お金がかかるのか〜」と言って、お客さんが見に来なくなります。


そういうときに役立つのが、広告サービスです。例えば、YouTubeニコニコ動画*1などの動画サイトでは、サービスを無料にする代わりに、広告を出すことでスポンサーからお礼のお金をもらっています*2。それと同じ仕組みで、ウェブサイトに広告を載せることで、スポンサーからお金をもらうことができるのです。お金がもらえる方法は次の通りです。広告をクリックして、お店や品物のウェブサイトを読んでもらった場合に、1クリックにつき、いくらかのお金がもらえます。また、クリックしてもらえなくても、広告をたくさんの人に見てもらえば、お金がもらえます。


このサービスの気をつけるべき点は、何かを宣伝するために広告を載せるわけではないことです。載せたい広告の種類を選ぶことはできますが、何の広告を載せ、何の宣伝をしたいかは選べません。つまり、男の子の考えたように、吹奏楽部の宣伝をする広告を載せて、お金をもらうということはできません。

 

ん?広告を載せているのはGoogleじゃないの?

Googleはたしかに検索画面に広告を載せています。しかしながら、Google検索の画面に出てくる広告では、関連する言葉を検索してくれた人にしか届きません。ですが、ユーザー*3が見るウェブサイトに、ユーザーが興味を持つ広告を見せてくれる仕組みを作っておくと、品物を必要としている人に広告が届きます。検索サイト自体とユーザーが見るウェブサイトに広告を載せる。これが広告がお客さんに届く仕組みです。


まとめると、ウェブサイトが使っているのが、広告を置いてお金をもらうサービスで、お店が使っているのが、お金を払って広告を載せてもらうサービスです。つまり、男の子はお店が使うサービスを間違って使っていたのです。

 

お金を払うのにお得?

でも、お金を払っていたら、お店側に得はないように思えませんか?それは違います。お店や品物を知ってもらうことで、お客さんが来ます。お客さんは品物を買って、お店にお金を払ってくれます。広告はゆくゆくはお店の得になるわけです。


でも、男の子のブラスバンドは、お客さんからお金をもらっているわけではないので、大損をします。そもそも、ブラスバンドは、人がたくさん来るお店と違って、来てくれるお客さんの数に限界があります。ホールには決まった数の席がありますから、たくさんの人*4が見る広告の宣伝には向かないでしょうね。

 

わからなかったら大人に聞こう

見てきたように、Googleの広告サービスには、お金を払うものとお金をもらうものがありました。区別をつけないと、今回の男の子のように高いお金を払ってくださいと言われます。日本では、基本的に、未成年(20歳以下の子ども)がした契約は無効にできます。お金がもらえるかもしれないなどの怪しい話を聞いたら、まずはおうちの人に相談してください。大抵、そんなにうまい話はありませんから。

*1:Googleのサービスを使ったものではありません

*2:コロコロコミックが安く買えるのは、広告が載っているおかげです。逆に、テレビでコロコロコミックのCMが流れているときは、コロコロコミックが制作会社にお金を支払っています。

*3:パソコンやスマートフォンなどを使う人のこと。

*4:スペインの男の子が作ったウェブサイトなので、スペイン語で書いてあります。スペイン語を話す人は5億人以上いる(スペイン語公用語の国々)と言われているので、日本の人口の4倍以上の人が、ウェブサイトや広告を読めるはずです。

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